義妹から連絡がありました。
「お父さんが入院したいって言ってる。」
体がかなりきついみたい。
病院ではベッドを調整中で、空きが出れば今週中にも入院できるそうです。
そして、お母さんはというと…
老人ホームへ入所できるよう、手続きを進めている最中でした。
今回の出来事で、お父さんも限界を感じたのかもしれない
少し前までは、自宅で二人で頑張っていました。
でも、お母さんは認知症が進み、転倒も続いています。
近所の方に助けてもらったこともありました。
お父さん自身も、すい臓がんで体力は限界。
きっと今回、
「もう自分ではお母さんを守れない」
そう感じたのではないかと思います。
「施設に入る」は諦めじゃなかった
正直なところ、
お父さんは病院へ。
お母さんは老人ホームへ。
そのほうが安心です。
もちろん寂しさはあります。
でも、
命の安全には代えられません。
入院費は年金と生命保険で何とかまかなえそう。
老人ホームも工夫すれば現実的に考えられる金額でした。
「施設に入る」
最初は少し後ろ向きなイメージがありました。
でも今は違います。
家族みんなが安心して過ごすための選択肢なんだと感じています。
あの日、お父さんが怒っていた理由
数日前。
義妹がお父さんの様子を見に行った時のことです。
なぜか怒っていて、
口もほとんど開かなかったそうです。
その時は、
「どうしたんだろう?」
と思っていました。
でも今なら少し分かる気がします。
体は思うように動かない。
妻を守りたいのに守れない。
子どもたちは遠く離れて暮らしている。
自分が情けない。
申し訳ない。
悔しい。
そんな気持ちが入り混じって、
怒っているように見えただけだったのかもしれません。
夫も少しだけ肩の力が抜けたようだった
北海道にいる私たちは、
何もできません。
特に夫は長男です。
「何もできていない。」
その思いをずっと抱えていました。
だから今回、
お父さんは病院へ。
お母さんは施設へ。
その方向で話が進み始めたことで、
少しだけ肩の力が抜けたように見えました。
もちろん心配はなくなりません。
でも、
「これで少し安心できる。」
そう思えたのも事実です。
遠距離介護で感じたこと
介護は、
家で最後まで頑張ることだけが正解ではありません。
家族が倒れてしまえば、
支える人はいなくなります。
施設に頼ること。
病院に頼ること。
周りの人に頼ること。
それも大切な介護なんだと、
今回あらためて感じました。
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