MENU

【遠距離介護】認知症の母が道路で転倒…。家族が「もう施設しかない」と決断しかけた日

目次

「お母さん、お父さんのことが心配なんじゃないかな」

義父の介護について妹と夫が電話で話していた時のことです。

妹がこんなことを言いました。

「この前、お母さんが転んであばらを痛めたでしょ。

あれって、お父さんのことが心配で何かしてあげようとして、無理をしたんじゃないかな。」

その言葉を聞いて、なるほどと思いました。

認知症だから何も分からないわけではありません。

長年連れ添った夫の苦しそうな姿を見れば、心配になるのは当然です。

何かしてあげたい。

でも体は思うように動かない。

その結果、転倒してしまう…。

そんなこともあるのかもしれません。


少しでも転倒を防ぐために

前回の転倒をきっかけに、実家ではできることを始めました。

築100年近い家は段差だらけ。

そこで、

  • 天井と床で突っ張る手すりを3か所設置
  • 杖を多点杖へ変更

義父も息苦しさが強くなり、自宅で酸素濃度を測れるようにパルスオキシメーターをレンタルしました。

少しずつですが、介護用品が増えていきます。

それでも…。

認知症は少しずつ進んでいるようでした。


「近所の人に助けられた」

その矢先でした。

妹から電話が入りました。

「お母さんが近所の人に助けられたって!」

「えっ?何があったの?」

話を聞くと、

母は家の近くの道路で倒れていて、通りかかった方が家まで連れて帰ってくださったそうです。

私は一気に血の気が引きました。

もし車が来ていたら…。

もし誰にも見つからなかったら…。

そう考えるだけで怖くなりました。


「今から実家に行ってくる」

妹はすぐに実家へ向かいました。

その前に、ぽつりと一言。

「こっちがくたばりそう…。

最近、ハゲてきたし。」

夫は思わず笑いながらも、

「それは笑えんやろ。」

と返しました。

でも笑い話ではありません。

仕事をしながら、週に何度も実家へ通い、

買い物をして、

病院へ付き添い、

介護を続ける。

疲れがたまるのは当然です。


「もう施設に入ってもらおう」

夫は言いました。

「もう危険すぎる。

共倒れになる前に、施設を考えたほうがいい。」

最初は自宅で頑張ろうと思っていました。

でも介護は理想どおりには進みません。

状況は毎日のように変わります。

その時その時で、家族にとって一番いい方法を考え続けるしかないのだと思いました。


1時間後に届いた1枚の写真

しばらくして妹からLINEが届きました。

「無事です。」

そこには、

何事もなかったように

笑顔でピースサインをする母の姿がありました。

骨折はしていないようで、

かすり傷だけで済んだそうです。

心から安心しました。

一方で、

義父はなぜか怒っていて、

誰とも口をきかなかったそうです。

介護が始まる前は、

こんな毎日になるなんて想像もしていませんでした。

今日安心しても、

明日は何が起こるか分からない。

改めて、

介護は「生もの」だと感じた出来事でした。

関連記事

👉 【遠距離介護】認知症の母と暮らす現実|夫が「同居介護は無理だ」と感じた理由                      👉 【遠距離介護】地域包括支援センターは何してくれる?実際に電話してわかったこと                                   👉 【遠距離介護】父だけじゃなかった…今度は認知症の母が。「介護は生もの」だと痛感した日                                                                      

運営者情報|このブログについて

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次