この記事でわかること
・介護は想像どおりには進まないこと
・認知症が進むと起こる変化
・介護は知識の「引き出し」が大切だと感じた理由
・夫婦で入居できる施設という選択肢
今度は母のことで妹から連絡がきた
妹から電話がありました。
父から、
「お母さんがあばらを痛がっている」
と連絡があったそうです。
妹もすぐに行きたかったと思います。
でも仕事もあります。
急には動けず、
翌日に実家へ行くことにしました。
次から次へと問題が起きる
父はすい臓がん。
母は認知症。
今度は母が痛みを訴える。
夫と私は思わず話しました。
「もうお父さんは病院へ。」
「お母さんも施設に入ってもらった方が安心なのかもしれないね。」
そして、
「できれば夫婦一緒に入れる施設があれば、その方が安心だよね。」
という話になりました。
介護を始める前の私に伝えたい
介護が始まる前、
私は思っていました。
「介護って何をすればいいんだろう?」
でも、
今の状況は全く想像できませんでした。
父のがん。
母の認知症。
毎日の判断。
突然の体調変化。
家族の疲れ。
こんな展開は、
どれだけ考えても想像できなかったと思います。
だから今なら、
介護が始まる前の自分にこう伝えたいです。
「介護は生もの。」
その日その日で状況が変わります。
昨日できていたことが、
今日はできない。
だから、
「あれも準備しなきゃ」
「これも準備しなきゃ」
と不安になるより、
介護保険や施設、訪問看護、地域包括支援センターなど、
使える制度やサービスを知っておくこと。
知識という「引き出し」を増やしておくことの方が、
ずっと大切だと感じています。
母の認知症も進んでいた
翌日、
妹が様子を見に行きました。
母はまだ痛がっています。
妹が、
「病院へ行こう。」
と声をかけると、
「行きません!」
さらに、
「あんた100万円持って行ったやろ!」
と、
全く身に覚えのない話を始めたそうです。
認知症による思い込みや記憶違いだったのかもしれません。
妹は、
「あぁ……」
とため息をつき、
「首を絞めたくなるくらいイライラした。」
と本音を漏らしました。
もちろん本当にそうしたいわけではありません。
それほど精神的に追い詰められていたのです。
結局、
その日は病院へ行くことはできませんでした。
「実家へ行く回数を減らすわ」
帰り際、
妹はぽつりと言いました。
「実家へ行く回数、少し減らすわ。」
毎日頑張れば頑張るほど、
心も体も疲れてしまいます。
介護は、
頑張る人ほど限界が来る。
そんな現実を目の当たりにしました。
父は落ち着いている
父の体調は決して良いわけではありません。
それでも、
薬で痛みはある程度コントロールでき、
今は落ち着いて過ごしているそうです。
その一方で、
母の認知症は少しずつ進んでいるように感じます。
夫婦で入れる施設という選択肢もある
今回、
私たち家族は
「夫婦一緒に入れる施設はないのかな」
と考えるようになりました。
実際には、
夫婦で同じ居室や同じ施設に入居できる介護付き有料老人ホームや**サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)**などがあります。
施設によって受け入れ条件や医療・介護体制は異なるため、早めにケアマネジャーや地域包括支援センターへ相談して情報を集めておくと安心です。
まとめ
介護は予定どおりには進みません。
父の介護だけを考えていたら、
今度は母の認知症が進む。
また新しい問題が起きる。
だからこそ、
介護は「準備すること」よりも、
困った時に使える制度やサービスを知っておくことが大切なのだと感じています。
一人で抱え込まず、
家族や専門職と相談しながら、その時々に合った方法を選んでいくことが何より大切だと思いました。
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