この記事でわかること
・在宅看取りが始まるとどうなるのか
・訪問看護・訪問診療の実際
・介護保険で急いでベッドを借りる方法
・認知症介護で実際に始まったサービス内容
・遠距離介護でかかる現実的なお金
・亡くなる前に始めている葬儀準備
結論|“家で最期を迎える”には、家族の覚悟と準備が必要だった
父は最後まで、
「家で過ごしたい」
そう望んでいました。
その希望を叶えるために、
4月から外来診療を終了し、
訪問看護と訪問診療へ切り替わりました。
でも実際に始まってみると、
想像していた以上に、家族の負担は大きいものでした。
父の状態は、夫が北海道へ戻ってから急激に悪化しました
夫が宮崎から北海道へ戻ったあと、
父の状態は急激に悪化したそうです。
夫が帰省していた間、
父は息子が帰ってきたことで気を張っていたのかもしれません。
ほとんど食べられない状態なのに、
夫が作ったご飯を口にしたり、
会話をしたり——
「まだ大丈夫だ」
そんなふうに頑張っていたように見えたそうです。
でも、
夫が北海道へ戻ったあと、
急に食事も水分もほとんど取れなくなりました。
点滴が始まり、
翌日からは1日2本・100ccへ増量。
体のだるさを取るため、
ステロイド剤も処方されました。
今はほぼ寝ている状態で、
訪問看護師さんが毎日来てくれています。
「息子が帰ってくるまでは頑張ろう」
父はきっと、
そんな気持ちだったのかもしれません。
お風呂にも入れなかった
父をお風呂へ入れようとした時、
血圧がかなり低く、チアノーゼが出ていたそうです。
「あまり良くない状態です」
そう言われたと聞き、
現実を突きつけられた気がしました。
それでも父は「うなぎが食べたい」と言った
そんな状態の中でも、
父は夫にこう言ったそうです。
「明日、うなぎが食べたい」
その言葉を聞いて、
“生きようとしてるんだな”
と感じました。
食べられるかどうかじゃなく、
「食べたい」と思える気持ちがまだある。
家族みんな、
その言葉に少し救われた気がします。
母の介護も同時に進んでいる
認知症の母については、
ケアマネジャーさんが訪問し、
介護サービスを始めるかどうか話をしました。
内容は、
・洗濯
・掃除
・買い物支援
・入浴介助
・排泄介助
・薬の飲み忘れ確認
など。
父が余命2週間と言われる中、
母の生活も同時に支えていかなければならない状況です。
正直、
「家で最期を迎える」というのは、
本人だけではなく、
周りの家族全員の生活を支えることなんだと感じています。
要介護1だと実際いくらくらいかかるの?
今回初めて、
介護サービスの料金についても調べました。
母は「要介護1」の想定で話が進んでいます。
宮崎県日南市で、
1割負担の場合だと——
例えば利用する可能性があるもの
・訪問介護(掃除・買い物など)
→ 1回数百円程度
・デイサービス
→ 1回1,000円〜2,000円前後
・介護ベッドレンタル
→ 月1,000円〜2,000円程度
・ケアマネジャー相談
→ 基本的に自己負担なし
もちろん、
利用回数や内容によって変わりますが、
「全部自費で払うのではなく、介護保険でかなり負担が軽くなる」
ということを今回初めて知りました。
介護保険を使わなかったら、たぶん家では見られない
正直、
父の看取り
母の認知症介護
遠距離介護
夫の帰省
これを全部、
家族だけでやるのは無理だと思いました。
でも、
訪問看護
訪問診療
介護サービス
ケアマネさん
いろんな方が入ってくれることで、
なんとか「家で過ごす」という選択ができているんだと思います。
「介護サービスを使う=悪いこと」ではなかった
昔の私は、
「家族なんだから頑張らなきゃ」
そう思っていました。
でも今は違います。
頼れるものは頼らないと、
家族の方が先に壊れてしまう。
特に遠距離介護は、
気持ちだけではどうにもならないことがたくさんあります。
だから今は、
👉 プロに頼ることも介護
なんだと感じています。
「あと2週間くらいかな」
訪問診療の先生から、
「あと2週間くらいかな」
という話があったそうです。
ベッドも搬入され、
いよいよ“在宅看取り”の準備が始まりました。
正直、
言葉にすると苦しくなります。
でも、
父は最後まで家で過ごしたい。
夫はその願いを叶えたい。
だから今、
家族みんなで支えています。
末期がんだと、介護保険ですぐにベッドを借りられることを知った
今回初めて知ったのですが、
末期がんの場合、
介護保険を使って
すぐに介護用ベッドを借りられるそうです。
しかも、
自己負担は1ヶ月1,000円〜2,000円程度。
本来は、
月1〜2万円ほどするベッドらしいのですが、
介護保険を使うことでかなり負担が軽くなるとのことでした。
さらに驚いたのが、
👉 「申請したその日から使える場合がある」
ということ。
通常、介護認定には時間がかかるイメージでしたが、
末期がんの場合は「特定疾病」という扱いで、
急いで対応してもらえるそうです。
実際、父も急いでベッドを搬入してもらいました。
体を起こしたり、
姿勢を変えたりするだけでもかなり大変なので、
ベッドが来たことで、
少しでも楽になってくれたらと思っています。
もし今、
同じような状況の方がいたら、
👉 ケアマネさん
👉 地域包括支援センター
👉 病院の相談員さん
に早めに相談した方がいいと感じました。
「もっと早く知りたかった」
そう思った情報のひとつです。
葬儀の準備も始まっています
夫は今回、
葬儀の準備も進めていました。
「申葬祭申込書」という書類を書くためです。
故人の略歴
配偶者や両親の生年月日
出生地
住所など——
神様へ報告するための書類らしいのですが、
調べないとわからないことも多く、
かなり大変だったそうです。
でも私は、
“これを亡くなった当日にやる方がもっと大変”
そう感じました。
遠距離介護は、お金との戦いでもある
夫はまた急遽、
宮崎へ帰ることになりました。
「最後のお別れになるかもしれないから」
そう言っていました。
今回かかる予定のお金は——
・飛行機代:約45,000円
・ホテル2泊:約15,000円
・食費その他含め:約11万円予定
さらに、
もし葬儀になれば——
家族4人分の飛行機代
ホテル代
レンタカー代
急な予約になるので、
かなり高額になると思っています。
正直、
どこから出せばいいのか分かりません。
それでも少し救われたこと
父は、
「がんと診断されたら250万円給付される保険」
に入っていたそうです。
そのお金を、
葬儀費用に充てる予定だと聞きました。
葬儀費用は、
見積もりで約130万円。
私たち家族から出さなくていいと聞いただけでも、
少し安心しました。
まとめ|今は“できる親孝行”をしている
今の夫は、
介護をしに帰るというより、
「最後の親孝行をしに帰る」
そんな気持ちなんだと思います。
遠距離介護は、
心も、お金も、本当に大変です。
でも——
父が望む最期を、
家族みんなで支えたい。
今はそれだけを考えています。
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