この記事でわかること
・遠距離介護で直面するリアルな現実
・家族として何を優先するべきか
・「延命」か「本人の意思」かで悩んだ体験
結論:正解は「本人の望む最期を尊重すること」だった
遠距離介護の中で一番悩んだのは、
「入院させるべきか、それとも家で過ごさせるべきか」でした。
でも最終的に出した答えは、
父が望む「家で最期を迎える」という選択を尊重することでした。
夫が見た現実|想像以上に過酷だった
夫は今回、宮崎に帰省しました。
30キロも痩せた父と会う覚悟をして家に入ったそうです。
そして、部屋に入った瞬間——
その光景に言葉を失ったと言っていました。
寝たきりでぼーっとしている父。
その横で、認知症の母が
「お父さん!息子が帰ってきたよ!起きなさい!」
と父の体を叩いて起こそうとしていたそうです。
悲しいはずの光景なのに、
どこか現実離れしていて、
笑ってはいけないのに笑いそうになる。
夫は、
「悲しみと笑いが同時に来て、どうしていいかわからなかった」
そう話していました。
父の様子|“最後まで自分で生きる”という選択
父は現在、医療用麻薬を使いながら生活しています。
ほとんどは眠っている状態ですが、
1日に数回、意識がはっきりして会話ができる時間があります。
そして何より衝撃だったのは、
自分でオムツを履き、処置していたこと。
体は限界なのに、
それでも「自分でやる」という意思を貫いていました。
なぜ入院しないのか
父は入院を選びませんでした。
理由はお金ではなく、
認知症の母の存在です。
・母の食事を用意する
・母のそばにいる
そのために、
自分は家で最期を迎えると決めていたそうです。
生活の様子|限られた中での毎日
・入浴:体調の良いときに休みながら
・食事:少量(フルーツや缶詰など)
・タバコ:今も吸っている
夫が作ったご飯を少しでも食べてくれたこと、
「寿司が食べたい」と言ったこと。
その一つ一つが、
今はとても大切な時間になっています。
私たちが迷ったこと
最初、夫はこう思ったそうです。
「父を入院させて、母は施設に入れた方がいいんじゃないか」
遠距離介護で「何からやればいいかわからない」と感じたとき、
私は一度すべてを整理することでやるべきことが見えてきました。
実際にやって良かったのが、このチェックリストです。
正直、それが一般的な選択だと思います。
でも——
父の願いはただ一つでした。
「家で死にたい」
最後に決めたこと
私たちは悩んだ末に決めました。
父のその願いを叶えることにしようと。
延命や安全よりも、
「どう生きたいか」を優先する。
それが今回、私たちが出した答えです。
まとめ
遠距離介護は、
正解がありません。
でも一つだけ言えるのは、
本人の気持ちを無視した選択は、後悔が残るということ。
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